2014年12月31日水曜日

2014、ありがとうございました。

平素より大変お世話になっております。
wearerのYKです。

いろんなことがあった2014年も、とうとう今日でおしまい。
本年も、wearerともども大変お世話になりました。
僕らみたいなボンクラがなんとか無事に1年過ごすことができたのも、wearerに関わってくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

☆☆☆

遅ればせながら、先日wearer企画@恵比寿BATICAにお越しくださった皆様、ありがとうございました。
とにかく1年のご愛顧に感謝の想いでお応えしたく、いつもの仲間はもちろんのこと、あこがれの諸先輩がたも巻きこんで、細かいことは言いっこなし、計算もなし、全部入りの企画にしようとあるだけぶちこんだこの企画、いかがだったでしょうか。
















楽しんでいただけたなら、幸いです!

そしてその後、毎年恒例のTHISTIME RECORDSの忘年会では、社長の無茶ぶりによって、wearerがスーパーカーのコピバンをやるという暴挙がございましたが、それもおかげさまで無事に終わりました。
ご覧いただいた皆様ありがとうございます。





















BATICAでの企画、そしてTHISTIMEの忘年会と、この年末だけは、育休中のえいちゃんも帰ってきてくれました。

久しぶりに、遠慮なく思い切りギターを歪ませてひと様のコピーなどさせていただきましたが、想ったことはやはり、僕は音楽が、何よりバンドが好きなんだな、ということ。
あの頃と何も変わらずに、変われずに、このままどこまでも行けたらいいなあ、ってそれだけさ。

☆☆☆

振り返ってみれば、今年もいろんないろんなことがありました。
出会いがあって、別れがありました。
成し遂げたこと。叶わなかったこと。忘れられないこと。忘れてしまいたいこと。
それでも、うんとすてきな1年でした。

☆☆☆

僕が高校1年のとき(唐突ですんません)、座席は名前の順に並んでおり、僕の真ん前には、カワカミくんという、僕とおんなじ名字のひとが座っていた。
カワカミくんは勉強もうんとできて、サッカー部で、なんかとんがってて、まあ僕みたいなゴミカスみたいな高校生とは、座席の並び以外まったく接点のないひとだったのだが。
ただ、ある日、ひょんなことから、お互いに日本語ラップを愛好しているということがわかり。
(その頃うちの高校に「おお、脱線3最高だよね!」って言い合える人なんて他にはいなかった。)
まあそんなこんなで、今でも時折飲んだりする、不思議なご縁なのだが。

時は流れ、カワカミくんは立派な社会人になり、僕はいまだにロックンロール・バンドなんてやっているわけだが、先日のBATICAで、どうにかこうにかスチャダラのANIさんや脱線3のロボ宙さんとご一緒する機会を得たわけで。
で、普段分別ある社会人であるカワカミくんの生活には、もはや「ロック」の「ロ」の字も、「ラップ」の「ラ」の字もないわけだが、それでも企画に遊びにきてくれて、「楽しかった」と言ってくれた。

いやこれ、どれくらい伝わってるかわからないけれど、すげえ話だなー、と僕は思ってまして。
高校生のときに好きだったものが今でも好きで、その人らと共演して、それを高校の同級生が観てくれた、っていう。
これを馬鹿の一念といわずして、なんといいましょうか。

CDをリリースして以来、僕らにはものすごいたくさんのご縁があり、僕自身が学生の頃から好きだった方々と共演させていただく機会を、たくさん得ました。
でも、それっていうのも、好きなものを好きで居続けたら突き抜ける瞬間もありますよ、と言いたいがために、頑張ってきただけなのかもしれないな、と思うわけです。
あの頃音楽が大好きだったみんなに、今でも音楽が大好きなみんなに対して、僕みたいな、なんにもない凡人でも、やれるだけやったら(もちろんまだやれますが)、なんかご褒美ありますよ、と。それって、なんか夢のある話じゃないですか、と。
まあ、これは、バンドうんぬんというより、あくまで僕個人の話ですが。

☆☆☆

「僕らの夢はみんなの夢だから!」みたい物言い、僕は大嫌いです。
僕の夢は僕の夢、あなたの夢はあなたの夢。
勝手にひとを巻き込んだ気になるんじゃないよ、っていう話です。
僕はあくまで僕のために、心と体を削っているつもりであります。
それでも、そういう僕の思い込みによる行動やその結果が、どんな形であれ、誰かに届いてくれたら、すごくすてきだな、と思っております。
至らない事ばかりではありますが、来年も、wearerともども、何卒よろしくお願いいたします。

☆☆☆

なんだか、期せずして長くなってしまった。
年末にすいません。

今年はなんと、この最後の日にもwearerは演奏します。
恵比寿BATICAにて21:10から。
今のメンバーになってから、はじめての年越しイヴェント。
年越しをメンバーと一緒に過ごせるなんて、本当に幸せなこと。
誘ってくださった恵比寿BATICA、ほんとうにありがとう。
今晩、東京の空の下で逢える方、乾杯しようぜ。

☆☆☆

さてさて。
そろそろ支度をして、あわただしくていとおしい年末の街を、駆け抜けてみようかと思います。
改めまして、今年も本当にありがとうございました。
今夜、遠く遠くにいるひとにも、ご迷惑でなければ、僕らの歌が、東京いう街を廻すグルーヴが、どうか届きますように。

皆さん、どうか、どうかよいお年を。
本当にありがとう。
また来年。

2014年12月17日水曜日

ロックンロール・バンドの季節

『ロックンロール・バンドの季節』

お元気ですか。遠くの遠くのあなたは。
季節は流れ、すべては変わりゆくけれど。
東京の街には今日も夜が訪れて、僕はロックンロール・バンドで、今歌っている。

お元気ですか。遠くの遠くのあなたは。
大人になっても答えは見つからないけれど。
東京の街には今日も夜が訪れて、僕はロックンロール・バンドで、今歌っている。

ロックンロール・バンドの季節は、いつか君と僕がいた日々だ。
ロックンロール・バンドの季節。君といた季節。過ぎて行く。

僕はただ、今を生きている。

どうか元気で、お気をつけて。

平素より大変お世話になっております。
wearerのYKです。

気がついたら、今年ももうおしまいの季節になってしまった。
僕は、ど平日だというのに、眠れずに、ビールを飲んで、こんな時間にブログの更新なんざしている。
馬鹿だ。

☆☆☆

この1年、どんな1年だったか、と言われれば、いつもどおりの1年だった。
できるだけ一生懸命に、バンドやって、仕事して(あるいは、仕事して、バンドやって)、それだけのシンプルな1年だった。
どれだけ一生懸命やれたのかは、僕にもわからない。
でも、まだまだやれることがあったことは、確かだ。

もちろん、「いつもどおりの1年」の中にも、いろんないろんなことが、たくさんたくさんあった。
メンバーや、友達や、身の回りの多くの人たちの人生が、どんどん動いて行った。
よしにつけ悪しきにつけ、当たり前だったことが、どんどん当たり前ではなくなっていった。
当たり前のように顔をあわせて、当たり前のようにお酒を飲み、ぐでんぐでんになって終電を逃しても何も恐れず、シメにとんこつラーメンを食べてしまうような、そんな当たり前の風景が、少しずつ僕の日々から遠ざかって行った。

これを青春というのだろうか。

僕は、とにかくぶれずにいようと思った。
基本的に僕は、ぶれようにもぶれようがない。そう思っていた。僕には、この生き方しか選びようがない。
それでもとにかく、ぶれようのない僕にも、強い意志が必要だった。
ここにいること、ただそれだけに、強い意志が必要だった。
そういう年だった。

仕事は仕事で、なにかどんどんややこしい話になっていて、とにかく振り落とされないように必死だった。
今に始まったことではないが、このままこの仕事を続けていていいのだろうかと、たちの悪い想いが何度も頭をよぎった。
まあ、でも、頑張ります。もちろん。
仕事頑張ってこその、僕ですので。

wearerはといえば、去年CDをリリースしてから、すごくいい流れで1年過ごすことができた。
とにかく諸先輩がたの胸をお借りする機会が多かった。
どなたも、僕が学生のとき、好きで好きで憧れていた方々ばかりで。
はじめてサーキット・イヴェントにも参加することができた。
あちこちで出会いがあり、いろんなところでいろんな方にお世話になり、友達がたくさんできた。
河西くんがイヴェントに呼んでくれたことも嬉しかったなー。一緒に仙台行ったりして、最高に楽しかった。
思い起こせば、夢のようなことばかりだ。
でも、夢ではないから、精進します。

☆☆☆

この年末、あと少しだけ演奏する機会があります。
来年は、次の音源に向けて、本格的に製作期間に入りますので、ライヴの本数はぐっと減る予定です。
よかったら、今年のwearer、ぜひともご覧になってください。

次のライヴは、12.20土 恵比寿BATICAでのwearer主催イヴェントです。
今年もとにかくいろんな方にお世話になり、その感謝を少しでも演奏と企画でお返しするべく、このイヴェントを決めました。
何より何より、この1年、僕らの音楽を聴いてくださった皆様へ、愛と感謝を込めて。
とにかく特別な編成で、久しぶりにロング・セットをやります。
1年間、本当にありがとうございました。

そして、このタイミングで、とっておきの新曲を何曲か演奏しようと、思っております。
次の音源に入れるために書いた曲です。
すごく思い入れのある曲です。
届いてくれればいいと、そう願っております。届くように、頑張ります。

☆☆☆

なんというか、ブログなんて、誰に頼まれて書いているわけでもないんだから、好きなことを好きなように書けばいいんだから、何を書いたっていいはずなのに、結局僕はバンドのことをたくさん書いてしまう。
つまりは、僕の人生とは、そういったものなのだろう。
なんてくだらなくて、なんてすてきなんだろう。
すいません。

ひとくちにバンドマンといっても、すごく職人気質な方もいれば、なんだか芸能人みたい立ち振る舞いの方もいて、いろいろです。
僕は、難しいことはわからないんだけど、バンドをやるのが好きな男です。バンドっていうのは仲間とやるもので、僕はひとりで音楽やることとかには、それほど興味ありません。つまりは、そういうことなんだと思います。

こうして2014年が暮れて行く。
もう行ってしまうんだね、2014。
楽しかったよ、2014。
あなたのことがとても好きだった。2014。
あとわずかな時間、全力で駆け抜けていく所存ですので、皆様、何卒よろしくお願いいたします。