2012年9月8日土曜日

0908

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


久しぶりに、長い夢を見ていた気がする。というか、目覚めてから一瞬、これまでのことがみんな夢なのかと思いました。バンドがやりたいあまりに、バンドをやってる夢を見ていたのか、と。

wearerが夢だったら、ちょっとすごいな。
僕はバンドをやっていなかったら、今頃どうしているだろうな。
廃人にでもなっているかな。
それとも案外しれっと、うまいこと世の中を渡っているかな。
結婚して、子供も2人くらいいて、文句なんか言いながら、時には昔を思い出しながら、しあわせに暮らしていたりするのかな。

「あれ、wearerは?今日のライブは?」
「何わけのわかんないこと言ってんの、早くしないと会社に遅れるわよ」
みたいな。ね。

今日も、朝からスタジオだ。
青空に背を向けて、地下へ地下へ。
それでも、wearerが夢じゃなくて、本当によかった。


ちょっと前まで、ライブハウスにセット図(アンプやマイクなどのステージ上の配置を示した図)を送るとき、きまってFAXでおくっていた。
なんかFAXでください、みたいな指示もあったような気がする。

近頃はセット図もメールで送る。
ドロップボックス上に保存したPDFファイルを、iPhoneから送っている。
これなら、家に帰ってからPC立ち上げて…みたいな手間はないし、何より忘れないうちに、迅速に送ることができる。

時代だ。
こんな時代だから、僕は音楽をやり続けられているのかも知れない。


異動になったばかりだからか、ここのところ、職場の人たちとお酒を飲む機会が多い。
YKは大人なので、そういった催しにもできる限りおつきあいさせていただいております。

ただ、以前職場の卓球大会の幹事だったとき、その日が新宿LOFTでライブになってしまい、家族を病気にして幹事をぶっちぎったのはここだけの話です。

みんなお酒が入っても、一生懸命仕事の話をする。
なんだかんだと文句を言いながら、仕事の話する。
形はいろいろあれど、みんな仕事に愛情を持っているのだろう。
各々が持っているその理由に、少し興味がある。
とてもとても狭い業界。
それをあなたが愛する理由に、少しだけ。

もちろん、僕らが音楽をやっているシーンだって、ごくごく狭いものだ。
なんら変わることのない、ささやかな営みだ。
共通の認識、共通の言語、あの人もあの人も知っている。あなたには届かないメッセージがある。
おんなじだ。

僕は、もっと広い世界が見たい。

どうでもいいからビールが飲みたい。

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